看護師資格を生かしながら、自宅でできる仕事があれば知りたくないですか。
看護師の職場といえば病院を連想されると思いますが、空いた時間を活用して在宅ワークに挑戦してみようと考えている方もいらっしゃることでしょう。
しかし、本業のかたわら自宅でできる仕事といえば何でしょうか。
今回この記事では、看護師資格を生かせる副業をご紹介します。
看護師資格をもち、自宅でできる仕事をお探しなら是非参考にしてください。
新型コロナの流行がきっかけとなり、多くの企業が在宅ワークという働き方を取り入れました。
そして、治療の最前線となった医療現場でも働き方改革が急ピッチで進められてきたのです。
医師も看護師も働き詰めになり、ほとんど休めないような状態がしばらく続きました。
新型コロナに感染するリスクと戦いながらの長時間労働は、若い看護師にとっても忍耐の限界を超えるほどのストレスでした。
そのような背景もあって、医療業界における在宅ワークは、いわば心身を整えるためにも必要な選択だったのです。
看護師といえば医療現場で働く姿をイメージしますが、記録や資料作成など在宅でもできる仕事が意外とあります。
また、訪問看護に従事する看護師の働き方も変わりました。
介護事業所に出勤するのではなく、自宅から訪問先の直行直帰に切り替える動きが広まったのです。
訪問看護では、年配の方や障害のある方の自宅に伺うこともあるため、新型コロナ感染リスクの観点からも、お互いにとって良いかたちに変わってきたと感じました。
新型コロナは世界中に大きなダメージを残しましたが、一方ではこれまで真剣に検討されることがなかった「働き方改革」に向けて大きな前進となったように思います。
自宅で仕事ができるようになると、時間を有効に使えるようになります。
一番のメリットとしては、通勤時間がなくなるということでしょう。
職場への移動手段にもよりますが、通勤時間中は基本的に何もできません。
本を読んだり、オーディオブックを聴くことで知識を得るくらいでしょう。
しかし、在宅ワークなら色んなことに挑戦できます。
家事や育児はもちろんですが、趣味や特技を磨くなど、具体的な行動に移せることも在宅ワークの魅力です。
自己管理できなければ怠惰な生活になってしまいますが、きちんと自己管理できるなら、時間を有効に使えるのでおすすめです。
自宅で仕事ができれば、ストレスを溜めにくいというメリットがあります。
看護師の仕事は体力勝負ですから、一日を終えるとクタクタです。
また、女性中心の職場ですから、男性看護師の皆さんは気疲れもあるでしょう。
そもそも、看護師は命に関わる現場での仕事ですから、常に緊張状態にあるわけです。
ストレスが溜まらないはずがありませんよね。
しかし、在宅ワークなら基本的にデスクワークが中心ですから、体力的にも精神的にもストレスを感じにくいといえます。
ただし、医療現場で働くことに比べて「運動不足」が懸念されます。
意識的に身体を動かす習慣をつければ、運動不足によるストレスも感じなくなるはずです。
自宅ワークに慣れてくると、さまざまなことにチャレンジできるようになります。
看護師資格を生かして、医療現場とは違った世界で働いてみたいと考えるようになるかもしれません。
たとえば、看護師資格をもっていることで一般企業への転職も有利になります。
とくに大企業では、社内の看護スタッフを配置しているこもあるため、さまざまな業界で看護師需要があるのです。
また、通常業務とは別に副業を始めてみるのも在宅ワークならではかもしれません。
1日中拘束される医療現場とは違って、自宅で仕事ができれば比較的に時間に余白が生まれるからです。
空いた時間を家事や休息、趣味にあてるのも悪くありませんが、せっかくならお金を稼げるようになれたら嬉しいですよね。
とくに、看護師としての経験は「医療ライター」として重宝されています。
パソコンとネット環境があれば良いので、無理なく始められる副業としておすすめです。
看護師資格を生かして稼げる仕事として、以下の2つを紹介します。
どちらも専業ではなく、あくまで副業としておすすめできる仕事です。
どちらもパソコンとネット環境さえあれば始められますので、通常業務以外で時間が確保できるなら、いちどやってみても良いでしょう。
ウェブライターとは、ネット上で閲覧できるテキストを入力するという作業です。
看護師としての経験を生かして、職場での体験や現場で得た知識を必要とする人に届けるのが仕事となります。
たとえば、看護師を目指して勉強中の方にとって、現場の雰囲気を知るには興味深い内容になるでしょう。
あるいは、看護師からの転職を考えている人にとって、看護師の転職活動に関する情報は極めて有益となるはずです。
ウェブライターの仕事を受注するには、ランサーズやクラウドワークスといった、マッチングサイトを利用するのがおすすめです。
医療系の記事を募集している案件は多いので、積極的に募集に応じてみると事情がよくわかります。
医療系ライターは文字単価が高めですので、件数をこなせば高収入も期待できます。
医療系アフィリエイトサイト運営とは、自分で医療系情報をまとめたサイトを運営して広告収入を得る方法です。
医療系の広告は多く、なかでも看護師の転職に関する広告はとても多いです。
せっかく看護師資格をもっているのに、忙しい環境で働き詰めでは心も身体も疲れてしまいますよね。
アフィリエイトサイトは準備には時間がかかるものの、情報たっぷりのサイトに成長すれば、ほとんど手を掛けることなく広告収入を得られるようになります。
医療系サイトの数は多いですが、看護師資格をもった方が運営すれば信頼度も高く、内容も現場に即しているので人気が出そうです。
人気が出ればサイトへのアクセスが増えますので、結果的に広告収入も増えるというわけです。
看護師として病院や介護施設で働いている場合、自宅で収入を得ることが就業規則に反する場合があります。
多くの会社では就業規則を設けており、そのルールに基づいて働いています。
そして、就業規則のなかに「副業禁止」という項目があった場合、在宅ワークは禁止です。
就業規則がわからない場合は、事業主に聞いてみるのが確実です。
昨今は副業を奨励する流れができてきましたので、看護師も体力と気力、そして何より時間が許すなら取り組んでみるのも良い経験になると思います。
ただし、公立や国立病院に勤務する看護師は「公務員」になります。
基本的に公務員の副業は禁止されていますので、在宅ワークは考えない方が良いでしょう。
在宅ワークを始めるなら、ネット環境を整えておかなければいけません。
看護師が在宅ワークで取り組める仕事の多くは、ネットを利用して副収入を得る仕組みであるからです。
たとえば、上記のウェブライターの場合は「ライターの募集」を探すことから始まります。
ライター案件の多くはクラウドサービスで募集されているため、自分に書けそうな内容を探さなければいけません。
そして、自分に合った案件が見つかったら、今度は応募する必要があります。
しかし、応募したからといってすぐに採用が決まるわけではありません。
同じように看護師として働きながら、医療系ライターとして活躍している方はとても多いからです。
また、クライアントによっては「テスト納品」を必須にしている方もいます。
テスト納品とは、本番の前に記事の品質や文章のタッチを確認するための作業です。
見事採用となった記事は、紙またはウェブ上のどこかに掲載されることになります。
そして、採用になった記事を納品する際も電子メールで送信するわけです。
最後に、納品した記事の受取が完了すると、お金が入っています。
このように、ライター案件の獲得から、クライアントとの打ち合わせ、納品・入金に至るまで、ほとんどの段階でネットを利用していることがわかります。
おもにテキストデータの送受信やSNSの活用くらいなので、高速プランにまで加入する必要はありません。
しかし、最低限のインターネットプランには加入しておかないと、在宅ワークを実行するのは難しいです。
副業から得た収入に関しては、適切な税金を納めるために国への確定申告が求められます。
この申告は、毎年2月16日から3月15日までの期間に行われ、対象となるのは前年度の収入です。
通常、病院勤務などの本業では年末調整が行われますが、副業の収入はこの調整に含まれないため、確定申告が必要になります。
とくに、副業からの年間収入が20万円を超える場合、または複数の副業を合算してその額に達する場合には申告が義務付けられます。
企業に雇用されている場合は全収入が、フリーランスや個人事業主の場合は売上から経費を引いた金額が申告対象となります。
確定申告を怠ると、税務署からの指摘を受け、延滞税の支払いを余儀なくされることがあります。
したがって、収入を正確に把握し、指定された期間内に申告することが重要です。
今回この記事では、看護師として働きながら自宅でできる仕事をご紹介しました。
看護師の仕事は平日休みが多く、夜勤などが重なると体調を崩してしまうことも少なくありません。
今回ご紹介した在宅ワークは、本業を続けながら取り組める、比較的負担が少ないものばかりです。
看護師として今の働き方に不満や限界を感じていらっしゃるなら、在宅ワークに目を向けてみるのも良いと思います。